救急救命士による処置の範囲が広がる実証研究が行われます
佐倉市、八街市、酒々井町では、医師の救急救命士に対する支持、助言、教育等十分なメディカルコントロール体制が確保された地域として、厚生労働省や総務省消防庁からの助言などを得て、「救急救命士の処置範囲に係る実証研究」のモデル事業が行われます。
平成24年11月1日から平成25年3月31日までの間、医療機関、医師会及び消防署などで構成する地域の救急医療の協議会(印旛地域救急業務メディカルコントロール協議会)の連携のもと、医師の具体的な指示を受けて救急救命士が救急現場や救急車内等で今回拡大される次の処置を行い、効果等について検証します。
○低血糖性の意識障害の可能性がある傷病者に対して血糖測定を行い、低血糖が確認された場合にはブドウ糖溶液を投与します。
○ぜんそく治療用の吸入薬(吸入β刺激薬)を所持している傷病者が重症ぜんそく発作を起こした場合に、その吸入薬を使用します。
○血圧が低下して、心臓が停止する危険性があるショック状態の傷病者に点滴を行います。
今回拡大される処置の対象となるのは、救急搬送が必要な20歳以上の傷病者で、本人若しくは家族などの書面による同意が必要です。
なお、処置を断ったとしても、これまでどおりの救急搬送が行われますので、不利益をこうむることはありません。
今後とも、救急業務の高度化・病院前救護体制の充実強化のため積極的に取り組んでいきますので、皆さんのご理解とご協力をお願いします。
※ 写真はイメージです
自治会回覧文書(PDF:88kb)
問い合わせ先
消防本部警防課(救急救助係)043-481-1248
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