〇議事日程　　　

平成１６年１０月８日（金曜日）午後２時３０分開議
日程第１　会議録署名議員の指名　　　　　　　　
日程第２　会期の決定　　　　　　　　　　　　　　
日程第３　議案の上程　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　 議案第１号の上程
　 　　　　　提案理由の説明　　　　　　　　　　　　
　 　　　　　議案第１号　　 質疑、討論、採決　　　　　
日程第４　一般質問
　 　　　　　
〇本日の会議に付した事件

　　１．開 　会　　　　　　　　　　　　　　　　
　　２．諸般の報告　　　　　　　　　　　　　　　
　　３．会議録署名議員の指名　　　　　　　　　　
　　４．会期の決定　　　　　　　　　　　　　　　
　　５．議案第１号の上程、説明
　　６．議案第１号の質疑、討論、採決　　　　　　
　　８．一般質問
　　９．閉 　会　　

◎開会及び開議の宣告　　

〇議長（望月清義君）
　ただいまの出席議員は12名であります。したがって、会議は成立いたしましたので開会いたします。

◎諸般の報告

○議長（望月清義君）
　日程に先立ちまして諸般の報告をいたします。
　監査委員より地方自治法第235条の２の規定に基づく例月出納検査結果報告書の提出がありました。お手元に配付いたしました印刷物によりご了承願います。
　続きまして、消防長より行政報告をいたしたい旨の申し出がありましたので、これを許します。
　消防長、島村義明君。
〇消防長（島村義明君）　消防長の島村義明でございます。お許しをいただきまして、諸般の報告をさせていただきます。
　最初は、佐倉市坂戸の産業廃棄物火災の状況についてでございますが、千葉県産業廃棄物課による行政代執行が始まりました７月30日以降は、スプリンクラー設備等の活用により、温度変化が比較的安定した状態を保っています。７月30日以降、消防隊の放水は８月９日に10トンを放水したこの一度だけでございます。木材チップの搬出につきましては、千葉県産業廃棄物課の説明では、９月末日現在で千葉市の焼却場に、延べ40日で合計量4,079.4立方メートル、地元の佐倉市酒々井町清掃組合に延べ16日で合計量668.1立方メートルが搬出されており、双方を合計しますと4,747.5立方メートルになり、行政代執行を開始してから２カ月間で全体の搬出計画量の約15％が搬出を終えたことになります。消防組合といたしましては、風や乾燥などの気象状況に合わせて巡視を行っていますが、今後もこうした活動を続けていく計画でございます。また、火災予防条例の改正に伴う木材チップを取り扱う事業所の指導についてでございますが、管内54事業所について調査を行い、このうち今回の火災予防条例の改正基準の適用を受ける４事業所すべてが対策を完了しています。今後も定期的に調査を行い、指導の徹底を図ってまいります。
　次は、職員の不祥事についてでございますが、去る６月７日月曜日の午前５時50分ごろ、消防本部２階にあります女性職員用仮眠室に消防本部通信指令課に所属する男性消防士長31歳が無断で侵入し、佐倉消防署に所属する女性消防士の私的な書類、持ち物に手を触れたものでございます。本件について、双方の職員から事情を聴取したところ、当日食堂にいた女性消防士が必要なものをとりに自分の仮眠室に戻り、女性仮眠ゾーンと共用部分を仕切る扉をあけたところ、中から物音が聞こえ、さらに仮眠室方向に進むと人影が見えたので、危険を感じたこの女性消防士は、すぐそばの通信指令課に勤務をしていた職員とともに仮眠室に戻り、侵入した男性の消防士長を発見したものであります。この男性消防士長は事情聴取に対して、午前６時からの勤務をするために起床してトイレに行ったときに、すぐ隣にある女性仮眠室ゾーンを仕切る扉に手をやるとかぎが空いていたため、好奇心から仮眠室に入ってしまい、女性消防士の書類等に手をつけてしまったと供述をしています。消防組合では、この男性消防士長を信用失墜行為として停職３カ月の懲戒処分、上司であります通信指令課長を監督責任として訓戒処分といたしました。本件につきましては、新聞で報道されたことにより、組合議員の皆様を初め、多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことに深くおわびをいたします。大変申しわけありませんでした。この件以降、一層の綱紀の粛正を図り、住民の皆様の信頼回復に当たるよう、指導の徹底をいたしております。
　次に、平成16年９月末日現在の火災の発生状況及び救急救助業務の概要を参考資料として配付をさせていただきました。
　以上で行政報告を終わらせていただきます。

◎会議録署名議員の指名

〇議長（望月清義君）
　日程第１、会議録署名議員の指名を行います。
　会議録署名議員の指名は、会議規則第73条の規定により　議席２番　長谷川　稔君、議席４番　三橋秀夫君の両名を指名いたします。

◎会期の決定

〇議長（望月清義君）
　日程第２、会期の決定を議題といたします。
　お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日１日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　（「異議なし」と呼ぶ者あり）
〇議長（望月清義君）
　ご異議なしと認めます。
　よって、会期は本日１日と決定いたしました。

◎議案第１号の上程、説明

〇議長（望月清義君）
　日程第３、議案を上程いたします。
　お諮りいたします。議案第１号　平成15年度佐倉市八街市酒々井町消防組合一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。

◎提案理由の説明

〇議長（望月清義君）
　提案理由の説明を求めます。
　組合長、長谷川健一君。
　　　　　　　　　　（組合長　長谷川健一君登壇）
〇組合長（長谷川健一君）
　本日ここに平成16年10月組合議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私ともご多忙中にもかかわりませずご出席を賜り、本議会が成立いたしましたことを厚く感謝申し上げます。
　それでは、ただいまから本定例会に提案いたしました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
　議案第１号　平成15年度佐倉市八街市酒々井町消防組合一般会計歳入歳出決算の認定についてでございますが、歳入総額42億2,448万8,506円に対しまして、歳出総額は41億7,457万7,350円で、歳入歳出差引額4,991万1,156円を平成16年度に繰り越しをいたしたものでございます。決算額を前年度と比較いたしますと、歳入におきましては0.5％、歳出におきましては0.9％の増加となっております。なお、本決算につきましては、去る８月31日に監査委員の審査をいただいておりますので、申し添えます。
　以上本定例会に提案いたしました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げましたが、細部につきましては担当者から説明をいたさせますので、何とぞ慎重にご審議の上、可決くださいますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わりにさせていただきます。

◎提案理由の細部の説明

〇議長（望月清義君）
　提案理由の細部の説明を求めます。
　次長、林田叔三君。
〇次長（林田叔三君）
　次長の林田叔三でございます。提案理由の細部について説明をいたします。
　議案第１号　平成15年度佐倉市八街市酒々井町消防組合一般会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。
　決算書の１ページをお開き願います。まず、歳入合計ですが、予算現額42億2,390万8,500円に対し、調定額、収入済額とも42億2,448万8,506円でした。２ページをお願いします。歳出の合計ですが、予算現額42億2,390万8,500円に対し、支出済額は41億7,457万7,350円でした。歳出差引残額は4,991万1,156円となっております。詳しくは、決算書の３ページからの歳入歳出決算事項別明細書により説明いたします。まず、歳入でございますが、１款分担金及び負担金、１項分担金、１目常備消防費分担金、予算現額37億2,417万9,000円で、調定額、収入済額とも同額であります。構成市町の分担金額は、佐倉市が23億4,250万7,454円で、分担割合が62.89％、八街市が10億79万165円で26.88％、酒々井町が３億8,088万1,381円で10.23％であります。減額補正の270万4,000円は、債務負担行為の期間の設定変更によるもので、車両動態位置管理装置の賃借事業について、当初平成15年４月からとしておりましたが、事業のおくれにより、平成15年12月に変更したことによる減額であります。２目長期債償還分担金、予算現額２億3,328万1,000円で、調定額、収入済額とも２億3,328万719円であります。なお、減額補正の72万5,000円は、平成14年度消防庁舎改修事業及び消防車両整備事業債借入金の利率が当初見込みより低かったことにより減額したものであります。　２款使用料及び手数料、１項１目手数料、予算現額239万円で、調定額、収入済額とも243万7,580円であります。これは、危険物規制事務に係る許可申請手数料等であります。続いて、４ページをお願いします。３款国庫支出金、１項１目国庫補助金、予算現額2,243万9,000円で、調定額、収入済額とも同額であります。これは角来出張所、佐倉消防署に配置した高規格救急自動車及び高度救命処置用資機材、志津南出張所に配置した水槽付消防ポンプ自動車を更新したことによる国庫補助金であります。なお、角来出張所配置の高規格救急自動車については、平成14年度追加要望により採択されたもので、平成15年度に繰り越したものであります。減額補正の346万9,000円は、高規格救急自動車に係る市町村消防設備整備事業補助金の基準額等の変更による減額であります。４款県支出金、１項１目県補助金、予算現額366万3,000円で、調定額、収入済額とも同額であります。これは佐倉消防署に配置した高規格救急自動車及び高度救命処置用資機材を更新したことによる県補助金であります。減額補正の394万3,000円は、消防施設強化事業補助金の補助率が４分の１から６分の１に変更されたことによる減額であります。５款財産収入、１項財産運用収入、１目利子及び配当金、予算現額2,000円、調定額、収入済額とも1,963円であります。これは、財政調整基金の預金利子であります。減額補正の19万8,000円は、預金利子の低下によるものであります。６款寄附金、１項１目寄附金、予算現額1,000円に対し、収入はありませんでした。７款繰入金、１項基金繰入金、１目財政調整基金繰入金、予算現額7,760万円で、調定額、収入済額とも同額であります。８款繰越金、１項１目繰越金、予算現額6,575万500円で、調定額、収入済額とも6,575万589円であります。これは前年度の繰越金であります。なお、継続費及び繰越事業費、繰越財源充当額の9,500円は、角来出張所配置の高規格救急自動車の繰越明許分であります。９款諸収入、１項１目預金利子、予算現額5,000円で、調定額、収入済額とも6,299円で、これは歳計金等の預金利子であります。減額補正の19万5,000円は、預金利子の低下によるものであります。２項１目雑入、予算現額909万8,000円で、調定額、収入済額とも963万356円であります。収入の主なものは、東関東自動車道救急業務支弁金350万8,830円、保険事務手数料388万5,649円等であります。続いて、６ページをお願いします。10款組合債、１項１目組合債、予算現額8,550万円で、調定額、収入済額とも同額であります。これは、先ほども申し上げましたが、角来出張所、佐倉消防署配置の高規格救急自動車及び高度救命処置用資機材、志津南出張所配置の水槽付消防ポンプ自動車、佐倉消防署配置の資機材搬送車、査察調査課配置の査察車、酒々井消防署配置の先行車の更新による消防車両整備事業債で7,890万円、角来出張所庁舎改修に係る消防庁舎建設事業債で660万円であります。なお、角来出張所配置の高規格救急自動車については、平成14年度国庫補助金の追加要望による繰越明許分であります。減額補正の860万円は、消防車両整備事業費で20万円の増額、消防庁舎改修事業費で880万円の減額であります。次に、７ページからの歳出について説明いたします。１款議会費、１項１目議会費、予算現額225万1,000円に対し、支出済額198万9,873円、不用額26万1,127円で、執行率は88.4％であります。補正額の64万4,000円は、被服費として、火災、救急等特異事故発生時の災害対応用として、組合議員12名分の活動服の購入による増額であります。２款総務費、１項総務管理費、１目一般管理費、予算現額１億389万7,000円に対し、支出済額１億374万7,140円、不用額14万9,860円で、執行率は99.9％であります。続いて、８ページをお願いします。主な支出は、財政調整基金への積立金１億300万円であります。２項１目監査委員費、予算現額11万8,000円に対し、支出済額９万7,430円、不用額２万570円で、執行率は82.6％であります。３款消防費、１項消防費、１目常備消防費、予算現額38億8,029万6,500円に対し、支出済額38億3,545万8,217円、不用額4,483万8,283円で、執行率は98.8％であります。なお、継続費及び繰越事業費繰越額は2,934万7,500円で、これは歳入でも申し上げましたが、角来出張所配置の高規格救急自動車の更新によるもので、平成14年度国庫補助金の追加要望が採択されたことにより実施したもので、年度内に事業が完了できないため、平成15年度に繰り越したものであります。第１節、報酬の支出済額62万5,900円は、当組合の健康管理規程に基づき選任しております産業医１名分の報酬及び救急業務運営協議会委員の報酬は、救急業務の円滑な運用を図るため、医師会、救急告示医療機関の長、行政機関及び弁護士等で構成された協議会であります。並びに個人情報保護審議会委員報酬、情報公開審議会委員報酬は、消防行政の公正性と透明性を高め、住民との信頼関係の確保を図るため、当組合の個人情報保護審議会規則及び情報公開審議会規則に基づいて選任された各委員５名分の報酬であります。２節給料、３節職員手当等、４節共済費は、職員368名分の人件費であります。８節報償費の支出済額100万1,295円は、表彰用物品購入費は当組合の表彰規則等に基づき、災害活動に協力をされた方々及び成績優秀な職員に対する表彰物品の購入費であります。講師謝礼につきましては、音楽隊の演奏訓練時の講師謝礼及び職場内での職員研修時の講師に対します謝礼であります。９節旅費の支出済額355万6,396円は、職員368名分の普通旅費と消防大学校、県消防学校、東京、横浜及び九州の救急救命士研修所等の研修、視察並びに会議等に係る特別旅費であります。続いて、10ページをお願いします。11節需用費の支出済額１億1,959万9,357円の主なものを申し上げますと、消耗品費は消防本部及び署所における警防用、予防用及び事務用消耗品費であります。燃料費は、配置車両67台分の燃料、オイル並びに暖房用燃料であります。印刷製本費は年２回発行しております当組合の広報紙「ダイヤル１１９」及び各種帳票類、組合例規集、消防年報等その他の印刷費であります。光熱水費は、消防本部及び署所の電気、ガス、水道、下水道の使用料であります。修繕料は消防車両の車検38台、12カ月点検28台、タイヤ交換その他の車両修繕、事務機器、警防用備品の修理及び庁舎施設の修繕に要した費用であります。被服費は、被服等貸与規則に基づきまして、全職員に貸与しました被服の購入費であります。救急医薬材料費は、救急隊10隊が使用する救急医薬品等の購入費であります。12節役務費の支出済額2,757万9,327円の主なものは、通信運搬費として一般加入電話42回線、専用電話が35回線、自動車電話14台、携帯電話24台等の電話料、発信地表示システムの回線使用料及び郵便料であります。保険料としましては、消防車両の車検時の自賠責保険料、自動車の任意保険料及び建物損害保険料、手数料としましては、空気及び酸素ボンベの耐圧検査手数料、職員が仮眠時に使用する寝具のクリーニング代、救急救命士、潜水士、小型船舶操縦士等の免許試験登録料等であります。13節委託料の支出済額7,992万7,160円の主なものは、給与計算の電算委託料、一般廃棄物の処理業務委託、11ページに入りまして、消防庁舎の清掃委託料、コピー機のパフォーマンス料、消防職員の昇任試験業務委託、角来出張所庁舎１階改修工事及び無線塔撤去工事に係る設計監理委託料。続いて12ページをお願いします。職員の人事評価制度創設事業委託、労働安全衛生法及び当組合の健康管理規程に基づき、全職員の定期健康診断料、救急救命士の病院実習委託料、事後検証費は救急隊が実施した救急活動について医学的見地からの処置についての事後検証費。13ページに入りまして、はしご車の分解整備委託料は、耐用年数15年から20年の中間期に１回実施する分解整備、119番通報による発信地表示システム保守点検委託料、消防無線設備の保守点検委託、消防緊急通信指令施設保守点検は、指令台、署所端末装置、自動出動指定装置、地図検索装置等年１回行う機器の保守点検及びソフトウエアの保守委託料等に要した費用であります。14節使用料及び賃借料の支出済額2,521万871円は、通信指令課の地域防災気象情報装置及び車両動態位置管理装置及び車載端末装置、消防本部、署所のコピー、パソコン、ファクシミリ等の事務機器の賃借料並びにテレビの視聴料等であります。続いて、14ページをお願いします。15節工事請負費の支出済額2,574万2,115円の主なものは、車両動態位置管理装置電源取付工事は、本装置を消防車両15台に取りつけるため、各署所の車庫に取りつけたもの、角来出張所庁舎１階改修工事は老朽が進んだことによる壁、天井の改修、床のゆがみ、タイルの張りかえ等の改修及び無線塔撤去工事は庁舎の重量を軽減するため、不必要となった無線塔を撤去したもの。志津南出張所訓練塔改修工事は、経年劣化による鉄骨部のさび、腐食による改修工事、八街消防署車庫の増築工事は、八街消防署管内の救急需要の増加に伴い、八街消防署救急車２台配置による増築工事、志津消防署エアコン改修工事は、老朽が進み、機能低下による改修工事等であります。18節備品購入費の支出済額１億4,521万2,421円の主なものは、車両購入費として角来出張所、佐倉消防署配置の高規格救急自動車、志津南出張所配置の水槽付消防ポンプ自動車、佐倉消防署配置の資機材搬送車、査察調査課配置の査察車、酒々井消防署配置の先行車、総務課配置の乗用車の更新による購入費及び佐倉消防署配置の救命用ボートを積載するボートトレーラーの新規の購入費であります。警防用備品購入費については、上下型防火衣50着、消防用ホース160本、携帯無線機６台、空気呼吸器用ボンベ20本の更新による購入費であります。庁用備品購入費は、職員が仮眠時に使用する寝具、電気掃除機、事務用机、いす等の老朽、破損による購入費であります。予防用備品購入費は、火災原因調査あるいは危険物の違反貯蔵等、消防法に係る違反処理の実施に当たり、危険物の性状判定に用いる機器として、恒温水槽及び回転粘土計一式の購入、煙体験用簡易ハウス、スモークマシン等の購入費であります。19節負担金補助及び交付金の支出済額1,945万2,191円の主なものは、消防大学校に３名、千葉県消防学校に20名、自治専門校等に５名を研修のために派遣をいたしました。これらの入校負担金、職員の福利厚生事業のための助成金、救急救命士研修所に３名の研修のために派遣した負担金等であります。27節公課費の支出済額219万7,300円は自動車の重量税であります。４款公債費、１項公債費、予算現額２億3,334万6,000円、支出済額２億3,328万4,690円は、組合債の償還元金及び利子等であります。続いて、16ページをお願いします。５款予備費、予算現額400万円で、支出はありませんでした。次に、17ページの実質収支に関する調書でありますが、歳入総額42億2,448万8,506円、歳出総額41億7,457万7,350円、歳入歳出差引額4,991万1,156円であります。18ページ以降の財産に関する調書につきましては記載のとおりでありますので、説明を省略させていただきます。なお、地方自治法233条第５項の規定によります主要施策の成果の説明書を別冊にて配付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。　以上で提案理由の細部説明を終わらせていただきます。

◎議案第１号の質疑、討論、採決

〇議長（望月清義君）
　　〇議長（望月清義君）　議案第１号　平成15年度佐倉市八街市酒々井町消防組合一般会計歳入歳出決算の認定について質疑に入ります。
　質疑はありませんか。
　　　　　　　　　　（「なし」と呼ぶ者あり）
〇議長（望月清義君）
　質疑はなしと認め、質疑を終結いたします。
　これより討論に入ります。討論はありませんか。
　　　　　　　　　　（「なし」と呼ぶ者あり）
〇議長（望月清義君）
　討論はなしと認め、討論を終結いたします。
　これより議案第１号　平成15年度佐倉市八街市酒々井町消防組合一般会計歳入歳出決算の認定について採決いたします。
　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
　　　　　　　　　　（起立全員）
〇議長（望月清義君）
　起立全員であります。
　よって、本案は原案のとおり可決されました。

◎一般質問

〇議長（望月清義君）　日程第４、一般質問を行います。
　順次質問を許します。
　議席７番、小澤定明君の質問を許します。
　小澤定明君。
　　　　　　　　　　（７番　小澤定明君登壇）
〇７番（小澤定明君）　八街から来ております小澤でございます。　議長を初め、組合議員の皆様には日ごろより大変お世話になり、この場をおかりして御礼申し上げたいと思います。また、組合長を初め、組合職員の皆様にも、あわせて御礼を申し上げたいと思います。また、先般の視察研修は大変残念でありましたが、議長、消防長らの早期の決断で中止になりましたが、ことしは台風の当たり年で、日本じゅうで多大な被害が出ております。21号についても、死者が26名、不明者１名と、家屋、道路の損壊、河川の決壊、はんらんと、想像もつかない被害でありました。このようなとき災害が起きれば、まず一番に出動しなければならない組合消防であります。決行すれば最高の研修日和でありましたが、市民、町民の生命、財産を守る任務がまず第一ですので、中止という決断には敬意を表したいと思います。また、個人的ではありますが、社会福祉法人光明会、知的障害者授産施設明朗塾において、第５回開所記念及び夏祭りにおいては、昨年に続き消防音楽隊の出演をいただき、花を添えていただきました。おかげで来場者は2,700名と、大盛況のうちに終わることができましたことをあわせて御礼申し上げたいと思います。
　それでは、通告に従い質問をさせていただきます。一つ目に自動体外式除細動器（ＡＥＤ）について、二つ目に合同水難救助訓練について、三つ目に地震災害について質問をさせていただきます。
　初めに、自動体外式除細動器（ＡＥＤ）について質問を申し上げます。平成15年11月から、医師、看護師及び救急救命士以外の者による自動体外式除細動器の使用に関する厚生労働省が設置した検討会が平成16年７月１日までに４回の検討会が開催され、平成16年８月26日付で報告書が取りまとめられ、非医療従事者、医療資格を持たない消防職員等が心停止者に対して、自動体外式除細動器を使用することが可能と聞いていますが、救急隊員及び消防隊員に対する講習はどのような予定で行われているのか、お聞きいたします。次に、一般住民を対象とした講習の予定はどのように行われるのか、あわせてお聞きしたいと思います。三つ目に、また講習が修了することにより、実際に使用する自動体外式除細動器の整備計画はどのように計画、運用されているのか、説明を求めます。
　続きまして、合同水難救助訓練について。去る９月14日に佐倉市八街市酒々井町消防組合、印西地区消防組合と八千代市、成田市、栄町の５消防組合による合同水難救助訓練が、鹿島川、龍神橋で行われたようでありますが、この水難救助訓練の意義についてお伺いいたします。
　続きまして、地震災害について。日本は、地震災害も非常に多発しているところであります。日本地域には太平洋プレート、ユーラシアプレート、フィリピンプレートと大きなプレートが重なっております。地球上の地震の15％が日本に集中しています。世界で起きている地震のうち、10回に１回は日本で起きている計算になります。日本での過去の大きな地震でありますが、これは調べるの大変でしたけれども、1433年11月７日、マグニチュード７、相模地震、この65年後に1498年９月８日、マグニチュード8.4、東海道全般地震、この27年後の1525年９月20日、鎌倉地震、この80年後に1605年２月３日、マグニチュード7.9、慶長地震、この43年後の1648年６月13日にマグニチュード７、相模江戸地震、この55年後の1703年12月３日にマグニチュード8.2の元禄地震、この79年後の1782年８月23日、マグニチュード７、相模武蔵甲斐地震、この81年後の1923年９月１日、マグニチュード7.9の関東大震災。皆さんもご存じのように、昭和62年12月には千葉県東方沖地震、マグニチュード6.2の地震があります。地震学者によりますと、関東大震災から81年が過ぎており、いつ起きてもおかしくない状態だと言っております。このような時期に、組合消防においては訓練の中で地震による災害のマニュアルはできているのか、お聞かせいただきたいと思います。
　以上でございます。
〇議長（望月清義君）　一般質問に対する答弁を求めます。
　組合長、長谷川健一君。
　　　　　　　　　　（組合長　長谷川健一君登壇）
〇組合長（長谷川健一君）　小澤定明議員の一般質問に対して答弁をいたします。組合長の長谷川健一でございます。
　それでは、最初に救急救命士以外の救急隊員及び消防隊員に対しての自動体外式除細動器の講習についてでございますが、本年11月に印旛郡市の各消防本部と八千代市消防本部の七つの消防本部合同で、約100人程度の講習を予定しております。さらに、当消防組合では10名の救急救命士がこの講習の指導員としての資格を有しておりますので、この指導員による消防組合の全職員を対象とした独自の講習の実施を検討しております。このことにより、当消防組合の職員全員が職務として自動体外式除細動器を取り扱うこととなり、管内住民の救命率のなお一層の向上に寄与するものと考えております。
　次に、一般住民を対象とした講習についてということでございますが、電気的除細動、それから心筋症等による心停止者の救命率の向上に非常に有効であることから、救急隊の到着前の一般住民による電気的除細動の実施が重要であります。そこで消防組合では、構成市町の公共建物等への自動体外式除細動器の設置を積極的に依頼するとともに、救急救命講習会等の機会を通じ、住民等への講習を行い、その啓発活動に取り組んでまいります。
　次に、自動体外除細動器の整備計画につきましては、消防隊の自動体外式除細動器の積載を当消防組合整備計画に計上し、今後整備していく予定でございます。
　次に、合同水難救助訓練についてでございますが、水難救助災害のうち、発生場所等の特定ができない場合、その活動時間が長時間であり、検索場所が広範囲に及ぶなどにより、単独の消防本部では限界があるため、印旛沼周辺を管轄する五つの消防本部が合同で訓練を実施したものであります。災害発生時における初動体制の確立、連携の強化をその目的としたものであります。訓練の内容でございますが、遊船中に転覆事故が発生し、多数の人が川に投げ出されたとの想定により、総合的な救助訓練を実施いたしたものであります。今後、このような訓練を毎年行い、水難救助体制の強化を図るとともに、その他の特殊災害についても、近隣消防本部との連携を図ってまいります。
　次に、地震災害の対応についてでございますが、平成７年の阪神・淡路大震災から、全国的に地域防災計画の策定が急務とされておりますが、構成市町の地域防災計画の修正が完了したことを受けて、当消防組合では、平成12年５月に地震災害に対する計画を策定しております。この計画は、事前対策、警戒宣言発令時の対策、地震発生時の警防対策、火災防御対策、事後対策等をその骨子としたものであり、地震災害が発生した場合には、この計画に基づき消防活動を実施いたします。
　以上小澤議員の質問に対しまして答弁を申し上げましたが、何とぞご理解をいただきますようお願い申し上げ、詳細がございましたら、また再質問で担当から答弁させます。
　以上でございます。
〇議長（望月清義君）　小澤定明君。
〇７番（小澤定明君）　ただいまの答弁の中で、関係市町に設置を依頼していくということでありましたが、佐倉、八街、酒々井のこの関係、２市１町の対応はいかがでしょうか。
〇議長（望月清義君）　消防長、島村義明君。
〇消防長（島村義明君）　消防長の島村義明でございます。小澤議員の質問にお答えをいたします。
　構成市町を回りましたところ、ちょうど今予算時期でありますので、特にスポーツ施設、あるいは不特定多数が集まるような施設、これを一度にというわけにはなかなかいきません。80万から100万ぐらいしますので、そういった関係がありますので、逐次整備を進めていくようなことも念頭に置いて、今後検討していただいているところでございます。
　以上でございます。
〇議長（望月清義君）　小澤定明君。
〇７番（小澤定明君）　かなりの高額ということでありますが、２市１町の首長さんもおりますので、ぜひ１市に一つぐらいは設置するように、今後努力してもらいたいと思います。
　それと、くしくもこの次にやる長谷川議員と同じ問題があります。議員の大先輩の長谷川議員が詳細にお聞きするようでありますので、私はこの辺で終わりたいと思いますが、先ほど台風情報ということで、非常に的確にとらえ、配っていただきました。何か随分大きな台風が向かって、この関東を直撃しそうな感じであります。消防職員の皆さんには大変でありましょうが、最小限の被害で抑えられますよう今後ともご尽力いただきたいと思います。大変どうもありがとうございました。
〇議長（望月清義君）　小澤定明議員から要望でございましたので、よろしくお願いいたします。
　これにて小澤定明君の一般質問を終結いたします。
　続きまして、議席２番、長谷川稔君の質問を許します。
　議席２番、長谷川稔君。


　　　　　　　　　　（２番　長谷川　稔君登壇）
〇２番（長谷川　稔君）　議席２番、長谷川稔であります。お許しをいただきまして質問をさせていただきます。ただいま小澤議員の質問もありましたが、一部重複するところがありますが、よろしくお願いをしたいと思います。
　今回私の質問は５点であります。一つは、救急搬送支援システムについて、二つ目、救命率向上のための自動除細動器の活用と気管挿管について、３点目が合同水難救助訓練について、４点目が相次ぐ職員の不祥事問題について、５点目が組合議会の会議録の作成と配付についてです。
　それでは、通告順に質問してまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。まず第１点として、救急搬送支援システムについてお伺いをいたします。救急搬送支援システムは、病院に通じる幹線道路の交差点に専用の探知機を設置し、専用の端末装置を搭載した救急車が緊急走行すると、交差点の信号を青に切りかえ、優先的に救急車を通過させるシステムで、県警が本年３月１日より試験運用後、３月24日と伺いますが、全国に先駆けて運用を開始したところであります。探知機は、印旛村にある日本医科大学附属千葉北総病院周辺の74カ所の交差点に設置がなされ、印西地区消防組合と我が消防組合消防本部の救急車がこのシステムに対応していることも伺いました。先日、志津南出張所においてこのシステムを勉強してまいりました。このシステムを４月に１カ月間かけまして、病院までの所要時間や青信号で交差点を通過した回数などを調査、16キロ間の調査で、開始時点の９日間と比較し、その結果として、平均所要時間は運用前の17分49秒から16分37秒に短縮、平均で１分12秒も短縮されたと報道されております。１分１秒を争う救急救命率の向上を思うときに、画期的なことであり、今後もさらに設備をふやしてほしいと願ってやみません。そこで、次の３点についてお伺いいたします。まず第１点は、救急搬送支援システムの稼働と搬送状況についてお伺いをいたします。第２点は、組合内の信号機に何カ所の接続となっているのか。また、その場所はどこか、お伺いをいたします。第３点は、我が組合消防本部の救急車は、全車両がこのシステム対応になっているのかどうか、お伺いをいたします。
　次に、第２点として、救命率向上のための自動除細動器（ＡＥＤ）の活用と気管挿管について伺います。突然心臓がとまり、倒れる人は年間に約４万人近くいると伺いました。救急搬送のデータによりますと、その多くが心臓が細かく震えることで血液の流れがとまってしまう、いわゆる心室細動が原因であると伺いました。心室細動は、症状が発生してから１分追うほどに10％ずつ救命率が下がり、５分後には約半分が、10分後にはほとんどの人が助からないとも言われております。このため、１秒でも早く心臓に電気ショックを与え、正常な心拍を取り戻すことは極めて大事になってくるところであると伺いました。ＡＥＤは、患者の胸に電極つきのパットを張りつければ、自動的に心電図を計測し、電気ショックが必要かどうかまで判断をしてくれます。操作者は、音声による指示に従って電気ショックを与え、電気ショックの必要のない場合は、電流ボタンを押しても電流は流れないようになっていることも、先日救急救命士からよく伺ってまいったところであります。そこで、次の２点についてお伺いをいたします。第１点は、我が組合消防本部には自動除細動器は何台あるのか、また救急車両には搭載をしているのか、あわせて年間何台ぐらいの活用がありますか、お伺いをいたします。第２点は、本年の４月に救急救命士法改正に伴い、異物を飲み込み、窒息状態となった心肺停止者などを搬送する際、救急救命士が気管チューブを使って気道を確保する行為が認められることになっておりますが、我が組合内の気管挿管の訓練状況はどのようになっておりますか、お伺いをいたします。あわせて、気管挿管の訓練において認定される第１号者はいつごろになりますか、お伺いをいたします。
　次に、第３点として、合同水難救助訓練について伺います。先月の14日に印旛沼周辺の我が組合消防を中心とする五つの消防本部による合同水難救助訓練が佐倉市飯野の鹿島川、龍神橋の東側で行われたと伺います。合同訓練は20名乗りの屋形船が転覆、乗客が川に投げ出されたことを想定しまして、ダイバーが水中を調査し、さらにドクターヘリも出動したことも伺いました。私は、周辺消防組合本部との緊急、また災害時を考えれば、協力体制の強化は極めて大切なことだと考えております。今回の訓練は、時にかなった心強い訓練であったと考えるところであります。そこで伺いますが、今回の合同水難救助訓練は、どのような目的で、どのような内容の訓練であったのか、あわせてお伺いをいたします。
　次に、第４点として、相次ぐ職員の不祥事問題について伺います。本年に入り、救急隊長による救急車の到着時間の虚偽報告が起こりました。こんなことがあってはならない問題であります。２月議会で、私は調査をもとに質問をしました。この件については、懲戒処分もあったところであります。２月議会での組合長、消防長からの答弁では、今後こうしたことが再びないように気を引き締めて、幹部一同職務に邁進する所存であると、消防職として信頼される職員になって、自分の希望にかなった人たちは、生涯消防職員である限り忘れてはいけない等々と訓示しているとの答弁があったところであります。その後も十分な反省の中で、職員の異動もあったと私は記憶するところであります。しかし、その決意、出発も守られませんでした。去る６月に、今度は消防士長が女性職員の仮眠室に侵入との問題が起こってしまいました。一体どうなっているのか。この組合消防本部は、消防職員としての精神はどこに行ってしまったのでしょうか。この問題は、各種新聞でも大きく報道されたところであります。そこで伺いますが、今回またも続いて起こったこの不祥事を、組合長、消防長は責任者としてどのように考えておられますか。また２市１町の市町民に対して、このような不祥事を起こしてしまったことに対しどのような説明をされようとしているのか、あわせて職員の資質向上のため、新たな決意と反省点を含め、今後どのような対応をされようとしているのか、お伺いをいたします。
　次に、第５点として、組合議会の会議録の作成と配布について伺います。今まで議会で審議をしても、質問をしても、組合長の提案理由も所信表明も消防長の発言も、会議録の作成がないため、会議録は私ども組合議会議員にも配布がありません。大変不便を感じております。常に私はインターネットで公表については昨年10月議会でも質問させていただきました。この点については、組合長の理解をいただき、昨年の議会から今はすべてインターネットには公開をされております。その点についてはありがたいことであります。今後は、私はインターネットにも既に公開をされているという、そういうことだとすれば、会議録の作成についてそんなに難しいことではないというふうに思っておりますし、内容的にも一般の市議会から比べればうんと少ないことでありますので、ぜひこれは考えていただきたいなと、こんなふうに思うところでございます。議会が開かれている以上、きちんとした会議録というのは残すべきだし、また配布をして当たり前と考えます。その点について、まずお伺いをいたします。
　以上私の質問は５点であります。明快なる答弁を期待いたしまして、私の質問を終わります。


〇議長（望月清義君）　長谷川稔君の一般質問に対する答弁をお願いします。
　組合長、長谷川健一君。
　　　　　　　　　　（組合長　長谷川健一君登壇）
〇組合長（長谷川健一君）　組合長の長谷川健一です。長谷川議員のご質問にお答えをいたします。
　最初に、救急搬送支援システムについてでございますが、このシステムは、千葉県警本部が進めてまいりました事業でありまして、佐倉市、印西市、船橋市、白井市、鎌ケ谷市及び印旛村の５市１村にわたったものであり、このシステムに参画している消防本部は、当消防組合と印西地区消防組合の二つの消防本部でございます。このシステムの概略は、日本医科大学附属千葉北総病院までの経路の信号機を救急車がサイレンを鳴らして走行する際、交差点に設置された検知器が救急車に取りつけられた車載機からの信号を感知して、優先的に救急車を通過させ、搬送時間を短縮させるとともに、病院側に救急車の信号機の通過時間を送信することにより、病院側の受け入れ態勢も整い、救急処置に対する即応体制を確立するものでございます。システムの稼働と搬送状況につきましては、平成16年３月24日から稼働し、同日から９月末までの日本医科大学附属千葉北総病院への搬送件数は394件でありました。当消防組合管内の信号機の接続状況につきましては、日本医科大学附属千葉北総病院へ向かう経路の13カ所の信号機が制御をされております。接続されております信号機の場所につきましては、担当者より説明をいたさせます。当消防組合のシステムの対応状況につきましては、予備車を含めまして11台の救急車すべてが対応しております。
　次に、救命率向上のための自動除細動器の活用と気管挿管についてでございますが、自動体外式除細動器の活用につきましては、既に救急救命士は高規格救急車に11台が積載しているところでございまして、医療従事者専用の除細動器による電気的除細動行為を実施しておりますが、今まで実施した回数については、平成15年度で13回ということでございます。その他につきましては、先ほどの小澤議員への答弁によりご理解をお願いいたします。救急車への搭載状況につきましては、すべての高規格救急車に積載しておりますので、神門出張所に配備している通常型の救急車を除いて、すべて配備を完了しております。気管挿管の関係につきましては、救急救命士が所定の講習を終了し、さらに病院での実習が必要となりますが、当消防組合では、平成16年10月１日付で１名が認定されております。また、３名の救急救命士が千葉県消防学校等での講習を修了し、そのうち１名が現在日本医科大学附属千葉北総病院で実施中であります。
　次に、合同水難救助訓練についてでございますが、先ほどの小澤議員への答弁によりご理解をお願いいたします。
　次に、不祥事問題についてでございますが、女性仮眠室への侵入事案につきましては、去る６月７日午前５時50分ごろ、消防本部庁舎２階にある女性職員仮眠室へ、女性職員が食堂に行っている間に、休憩時間中の通信指令課の男性消防士長が入っており、同仮眠室の中廊下付近に戻った女性職員が人の気配を感じたため、通信勤務員とともに仮眠室に戻って、男性消防士長を発見したものでございます。なお、この消防士長を信用失墜行為として懲戒処分停職３カ月、上司である通信指令課長を監督責任として訓戒措置といたしております。この件以降、なお一層の綱紀の粛正を図り、住民の信頼を回復するよう指導徹底をしてまいりました。このことによりまして、私も非常に遺憾でございます。そういう中で、今までは署所長会議には出席をしていませんでしたけれども、月１回署所長会議に私も出席をして、署長並びに出張所長に対しまして、職員の監督、またはそういう指揮のために、十分発揮をしていただきたいというような訓辞もしてございます。
　次に、議会会議録の作成と配付についてでございますが、同会議録につきましては、議員各位には配付してございませんでしたが、今度は配付いたすよう検討をされています。
　以上長谷川議員の質問に対しまして答弁を申し上げましたが、何とぞご理解をいただきますようお願い申し上げ、答弁を終わりにいたします。
　以上です。
〇議長（望月清義君）　消防長、島村義明君。
　　　　　　　　　　（消防長　島村義明君登壇）
〇消防長（島村義明君）　消防長の島村義明でございます。長谷川議員の質問につきまして、組合長答弁の補足をさせていただきます。
　救急支援システムの信号機優先制御実施交差点についてでございますが、お手元に資料を配付させていただきました。この資料の１ページをごらんいただきたいと思います。当管内の優先制御が行われている交差点は、ここにあります13カ所の交差点でございます。これだけですとなかなか場所がおわかりになりにくいと思いまして、次のページから地図をつけてございます。このカラーの地図の中で、赤い矢印が書かれているものが優先制御される交差点でございます。そして、この赤い矢印が優先制御を行える方向を示しております。したがって、日医大へ向かう経路だけではなくて、逆に搬送現場、救急現場の方に向かうときにも信号が制御されるということでございます。それから、ナンバー４の地図でございますけれども、これは管内ではございませんが、病院までの、日本医科大学附属千葉北総病院までの経路となります印旛村内の制御される信号についても参考までに添付をさせていただきました。また、その地図を１枚めくっていただきますと、システムの構成図を添付させていただいております。以上が救急支援システムの優先制御される交差点の一覧でございます。
　次に、不祥事に係ります消防長としての対応でございますが、まず幹部の心構えというものを引き締める必要があるということから、先ほど組合長も申しておりましたけれども、まず消防長から幹部、そして中間管理職、部下に至る指示の経路というものをもっと通りやすくしようということがありまして、幹部会議の方法を変えております。幹部会議に出席する幹部の範囲を広げております。こうしたことによって、まずその意見を通りやすくすると、そういったこともやっております。それから、先ほど組合長が触れておりましたけれども、毎月１回組合長にも出席をいただいております。それから、必要によって副管理者にも出席をいただきまして、やはりそうした我々だけではなくて、端から見た意見というものを、こうしたものも参考にさせていただいて方針等を決めさせていただいております。それから、職員に対しましてですけれども、現在職員に対しても資質の向上というものは継続的に進めておりますが、今度は人事評価制度というものもできましたので、こういったものも十分活用して、資質の向上に努めてまいりたいと思います。また、それから豊かな職員をできるだけ育てていくというようなことも念頭に、職員の採用時点の問題から含めて、いろいろ今後検討してまいりたい、そのように思っております。
　以上でございます。


〇議長（望月清義君）　長谷川稔君。
〇２番（長谷川　稔君）　ただいま、組合長と消防長から答弁いただいたところですが、もう一度お尋ねをします。
　まず、１点目から申し上げたいと思います。まず、きょうは質問するというと、こういうのを出していただいたり、逆に言えば、もう少しこれだけのものができているのであれば、早いうちに知らせていただければ、私どももいろんな機会でいろんな話を、救急についても市民との交流の場があるわけですから、そのときにこんなふうにもなっているんだと、そういうものもお知らせすることもできるわけですね。そういう点で、やっぱり私はもっと親切心を持って対応すべきかは、それは今後の反省にしてください。しかも、やっぱり搬送ということで、組合長の答弁からすると、394件も搬送があるということですから、そういうことを聞けば、やっぱりそんなことも努力してくれるかというと、市民も余計安心するのかなというふうに思ったりするものですから、そんなふうにしていただければというふうに思います。この点で聞きたいのは、もう一点は、これは佐倉というような住所がありますけれども、これはそうすると酒々井と八街は１カ所もないというふうに理解をしていいのか。そういうことを私はなぜ聞くかというと、これは救急病院が近いということではなくて、ともかく一番いいのか各市にあればいいのかなというふうに思ったりしますが、八街の中にもたまに行ってみますと、酒々井へ行っても場所によってはえらい込むところがあります。そんなところに差しかかったときにはどうなるのかなというふうに思いますので、お伺いをしたものです。
　それと、２点目についてですけれども、救命率向上のための自動除細動器ということで聞いたのですが、これは先ほど小澤議員の方からも質問があり、私も今この内容的に考えると、やっぱり早期ということからすれば、大きな皆さんが集まるところについては、これは使えるようにすべきだというふうに、それは私も思いますが、その点については要望をしておきたいと思います。
　それと、気管挿管の関係で聞いたのですが、これは１名が10月１日に誕生されたということです。これは、千葉県下からすると３番目か４番目になろうかなというふうに思ったりしますが、いずれにしても他に先んじてこういう方が出るというのは、大変私は心強いことだなというふうに思っていますし、今後もぜひ充実はお願いしたいというふうに思います。ところが、この受けるというか、講習か何かを受けるというのは、これは実質はかなり大変だということを聞いていますけれども、内容的にはどんなところで、どの程度のものを受けるのか、ひとつもう一度お聞かせを願いたいというふうに思います。
　それと、もう一つ３点目の水難救助訓練、これは先ほども言ったように、私は心強いということで表現しましたが、この点については、実は組合議会議員で全然こんな大がかりな訓練をやるというのは知らないです。逆に言ったら、参加するか参加しないかは別として、邪魔にならないように私ども気をつけはしますけれども、逆に訓練によって、その精神から言ってすばらしいことだというふうに思うということと、またどんなふうなことなのか、若干邪魔にならないように見ておくことも必要なのかなというふうに思ったりするわけです。そういう点で、今後はこういう訓練をされるときに、せめて組合議会議員ぐらいには連絡をするというのがいかがかなというふうに思っておりますので、その辺の考えをお伺いします。
　それと、４点目の救急隊長の虚偽の報告、または女性の仮眠室への侵入、これは私にこんなにといいますか、短期間にこういうことを起こさせるというのが、やっぱり消防署がたるんでいるのかというふうに思ったりしております。話を聞けば、この前も、先ほど質問の中で触れましたが、そういう話はしますということですけれども、それが生かされないでいるところが問題なのです。そういう点で、幹部会議やるとか、そういう言葉はあるのですけれども、現実にということは、よその消防は頻繁に起きていないで、うちの方の消防はどうして起きるのか単純にわからないので聞くのですが、今申し上げていただいたことだけで今後防げるのかどうか。
　それと、最後は会議録ですけれども、これは先ほど申し上げたように、組合長が、質問させていただいて、即刻決断をしていただいて、ホームページに載せていただいて、その点は感謝をするということと、きっと皆さんも読んでいますので、ホームページを見る人は。そういう点で、私はそれはよかったというふうに思っているし、また会議録は会議録で、せっかくホームページにも載せてありますので、手を加えるというのは余りもうないと思うのです。そういう点で、そんなに多くのページ数でもないので、検討するというよりも、これは管理者が検討するということでしたけれども、配付をするということでご理解をいただいてよろしいですよね。その点についてもう一度答弁をいただきたいと思います。


〇議長（望月清義君）　組合長、長谷川健一君。
〇組合長（長谷川健一君）　組合長の長谷川です。長谷川議員にご答弁をいたします。
　他の件につきましては、また私の補足する点については消防長から答弁させますけれども、職員の不祥事ですけれども、今後絶対起こさないように、そういうことで私の方から厳しく署所長会議にも出る予定ですので、その際にも訓辞をいたしまして、本当にこの辺については議員の皆さん以上に私は管理者として遺憾でございますので、こういうことは絶対起こらないようにしてまいりたいということで今考えていますし、会議録の件につきましては、これは議員には配付しても差し支えございませんので、配付をいたします。
　以上でございます。
〇議長（望月清義君）　消防長、島村義明君。
〇消防長（島村義明君）　消防長の島村義明でございます。
　酒々井、八街にはそういったシステムが今後設置されないのかということでございますが、県警の方では酒々井、八街については、現在ところ計画はないということであります。この近辺で県警が計画しているところは、八千代方面を念頭に置いているという話は聞いてございます。それから、安房郡の方に行きまして、亀田病院の周辺、ここも念頭に置いているという説明は受けております。それから、挿管できる救命士の充実ということでございますが、これは継続的に多くの救命士ができるように養成してまいりたいと思います。なお、この救命士の研修については、まず消防学校に入校しまして、62時間の講習を受ける必要がございます。この講習を修了しまして、その修了書を添付したものを、今度は印旛のメディカルコントロール協議会というところに諮りまして、それでそこの協議会の中で救命士を、ここで言いますと日医大病院、若しくは日赤病院へ割り振っていくというやり方をとっております。そして、このメディカルコントロール協議会の構成員が、印旛郡内の６消防本部に八千代市を加えた合計７消防本部で現在運営しております。したがって、当消防本部だけの意向で救命士を研修に入れることができないといったような状況でございます。したがって、順番でいきますと、やはり当組合現在31名の救命士がおりますけれども、このすべての救命士が挿管講習あるいは研修を終了するまでには、恐らく今のままいきますと６年ぐらいかかるのではないかと、そんなふうに考えております。また、18年度からエピネフリンという、今度は第３番目として薬剤投与が入ってまいります。この講習についてはまだはっきりはしておりませんが、国の示した方針ですと、２カ月間の教育訓練ということでありますので、この辺がまた挿管救命士の育成とダブってまいります。したがって、今後非常に育成していく過程が難しいのではないかと、そんなふうに考えております。それから、病院へ入ってからの研修でございますけれども、患者で30症例の成功例を義務づけられております。その成功例も、原則１回で成功させなければいけない。そして、もっと大変なのは、挿管をさせていただく患者に書面で同意をもらうということでございます。したがって、その同意をもらうことが非常に難しい場合も出てまいります。病院によって若干違いますけれども、今のところは同意をもらえる率というのは７割、８割、比較的現在のところはいいというようなところでございます。以上が研修の内容でございます。
　それから、水難訓練、議員にもということでございますが、今後はこうした大がかりな消防訓練を実施する際には連絡をさせていただきまして、ぜひご意見をいただきたいと思っております。資料の配付についてですが、今度はできるだけ早い段階で、議会等あるいは全員協議会等の席で配付をさせていただきます。
　以上でございます。


〇議長（望月清義君）　長谷川稔君。
〇２番（長谷川　稔君）　最後に要望しておきます。
　今いろいろ答弁をいただきましたけれども、いわゆる消防職として安心、安全という、そういう点から考えて、質問者の意を十分に介していただいて、今後の行政に生かしていただきたいと強く要望して、私の質問を終わります。
〇議長（望月清義君）これにて長谷川稔君の一般質問を終結いたします。

◎閉会の宣告

〇議長（望月清義君）　以上をもちまして、平成16年10月佐倉市八街市酒々井町消防組合議会定例会を閉会いたします。
　お疲れさまでした。